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J-GLOBAL ID:201002281611076411   整理番号:10A0185880

セラミドはMDA-7/IL-24誘導癌特異的アポトーシスにおいて顕著な役割を果す

Ceramide Plays a Prominent Role in MDA-7/IL-24-Induced Cancer-Specific Apoptosis
著者 (11件):
資料名:
巻: 222  号:ページ: 546-555  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: E0042B  ISSN: 0021-9541  CODEN: JCLLA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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メラノーマ分化関連遺伝子-7/インターロイキン-24(mda-7/IL-24)は小胞体(ER)ストレスを誘導して癌特異的アポトーシスを誘導する。非複製アデノウイルス(AD.mda-7)又は精製したMDA-7/IL-24が前立腺癌細胞においてセラミド生産を誘導することを示した。複数の癌細胞においてセラミド生産の誘導はmda-7/IL-24誘導アポトーシスにおいて重要な役割を果し,セラミド生産を阻害するとmda-7/IL-24誘導アポトーシスが抑制されることを示した。AD.mda-7感染後のセラミド生産は癌細胞でのみ生じ,正常細胞では生じなかった。セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)の阻害剤ミリオシン(ISPI)でSPTを阻害するとmda-7/IL-24誘導アポトーシス及びセラミド生産が抑制され,AD.mda-7によるセラミド生産はセラミドのde novo合成により生じ,セラミドはmda-7/IL-24誘導細胞死に必要であることを示唆した。フモニシンB1(FB1)はAD.mda-7誘導セラミド生産とアポトーシスを促進した。AD.mda-7感染は癌細胞の酸性スフィンゴミエリナーゼ(ASMアーゼ)の発現と活性を増大し,スフィンゴミエリンが減少した。AD.mda-7は蛋白質ホスファターゼ2A(PP2A)を活性化し,抗アポトーシス分子BCL-2のリン酸化を促進した。細胞をFB1又はISP-Iで前処理するとAD.mda-7感染により誘発されるERストレスマーカー(BiP/GRP78,GADD153及びホスホ-eIF2α)の誘導が減少し,セラミドがAD.mda-7によるERストレス誘導を仲介することが分った。組換MDA-7/IL-24蛋白質はセラミドの癌特異的生産を誘導した。
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  生物学的機能 

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