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J-GLOBAL ID：201002281680562395   整理番号：10A0284704

in vivo分子トラップの開発と応用はダイニン軽鎖占有度がダイニン仲介過程に差異的に影響することを明らかにする

Development and application of in vivo molecular traps reveals that dynein light chain occupancy differentially affects dynein-mediated processes

著者 (10件)： VARMA Dileep (Columbia Univ., NY) ,  DAWN Amrita (Thomas Jefferson Univ., PA) ,  GHOSH-ROY Anindya (Columbia Univ., NY) ,  WEIL Sarah J. (Columbia Univ., NY) ,  ORI-MCKENNEY Kassandra M. (Columbia Univ., NY) ,  ZHAO Yanqiu (Thomas Jefferson Univ., PA) ,  KEEN James (Thomas Jefferson Univ., PA) ,  VALLEE Richard B. (Columbia Univ., NY) ,  WILLIAMS John C. (Thomas Jefferson Univ., PA) ,  WILLIAMS John C. (Beckman Res. Inst., CA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 8  ページ： 3493-3498  発行年： 2010年02月23日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究で,FKBPを化学誘導的に二量化させて,細胞内標的をその内在パートナーから隔離できる,即時的高親和性二価リガンドを開発し,この誘導性二量化「トラップ」のダイニン軽鎖,LC8(DynII1)とTcTex1(Dynlt1)への特異性と効能を示した。両軽鎖は,ダイニンモーター複合体の基部にあるダイニン中間鎖の隣接部位に同時に結合できた。哺乳類培養細胞にこれらトラップを用いて,LC8またはTcTex1トラップの二量化の誘導が迅速にエンドソームおよびリソソーム組織化を迅速に破壊することを示した。各トラップの二量化はGolgi組織化も,ゆっくりと破壊した。どちらのトラップを用いても各オルガネラ破壊の時間経過は類似し,共通の調節機構を示唆した。しかし,細胞分裂にダイニンが必須であるにも係わらず,どちらのトラップも有糸分裂進行に効果を示さなかった。以上の知見から,ダイニンモーターのLC占有度は全てではないが,幾つかのダイニン仲介過程に直接影響することが示唆された。

シソーラス用語： タンパク質 ,  *ダイニン ,  二量化 ,  軽鎖 ,  タンパク質結合 ,  エンドソーム ,  リソソーム ,  Golgi体 ,  HeLa細胞
準シソーラス用語： FKBP ,  LC8 ,  TcTex1

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (9件)： 分子 ,  トラップ ,  開発 ,  応用 ,  ダイニン ,  軽鎖 ,  仲介 ,  過程 ,  差異