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J-GLOBAL ID:201002281719543229   整理番号:10A0216498

CaaXボックスを有するパルミトイルアシルトランスフェラーゼ,ヒトDHHC19によるR-Rasのパルミトイル化

Palmitoylation of R-Ras by human DHHC19, a palmitoyl transferase with a CaaX box
著者 (4件):
資料名:
巻: 1798  号:ページ: 592-604  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アスパラギン酸-ヒスチジン-ヒスチジン-システイン-(DHHC)モチーフを有する哺乳類蛋白質は膜結合パルミトイルアシルトランスフェラーゼ(PAT)のグループとして最近同定された。DHHC PATによってパルミトイル化されることが判っているいくつかの蛋白質基質には,H-RasあるいはN-Ras,eNOSのようなカルボキシ末端がプレニル化される低分子量GTPアーゼ,LckのようなN末端がミリストイル化されるキナーゼ,多くの膜貫通蛋白質とチャンネルがある。興味あることに,そのカルボキシ末端に保存されたCaaXボックスを有する想定パルミトイルトランスフェラーゼのヒトDHHC19遺伝子産物に研究の焦点を当てた。今回,DHHC19のカルボキシ末端に存在するアミノ酸配列が核から緑色蛍光蛋白質(GFP)レポーターを排除し,核周囲領域へそれを導くことを示した。COS7への完全長DHHC19のトランスフェクションで,他のパルミトイルトランスフェラーゼと同様にGolgi横断マーカーのGal-TとTGN38の強局在化を伴った核周囲分布が明らかになった。DHHC19の可能性のある基質として,パルミトイル化されることが判っているいくつかの低分子量GTPアーゼを調べた。DHHC19はH-Ras,N-Ras,K-Ras4A,RhoBあるいはRap2のパルミトイル化を増強しなかったが,R-Rasのパルミトイル化を約2倍増強した。一緒にトランスフェクトしたDHHC19でR-Rasの増加したパルミトイル化には膜とラフト/カベオラの関連増加が付随していた。最後に,野生型とR-Rasの活性化GTP結合型(G38V)の両方を使い,DHHC19共発現によるR-Rasのパルミトイル化の増加にトランスフェクト細胞の生存能力の増強が伴っていることも示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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遺伝子操作  ,  細胞生理一般  ,  動物の生化学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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