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J-GLOBAL ID：201002281728534631   整理番号：10A0255839

生物機能を活用した環境負荷低減技術の開発 第6編 生物機能活用による肥料削減技術の開発 第1章 微生物の利用による肥料の削減技術の開発 1 エンドファイト利用による窒素肥料の削減技術の開発(4)窒素肥料削減に向けた窒素固定エンドファイトの接種技術の開発

著者 (5件)： 安達克樹 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  ASIS C A, Jr. (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  小杉徹 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  小林透 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  鈴木崇之 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 479  ページ： 491-494  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生物機能を活用した環境負荷低減技術の開発の一環として,窒素肥料削減に向けた窒素固定エンドファイトの接種技術の開発を行った。日本国内の異なる5地域で採取したサツマイモ茎中から,半流動改変Rennie培地を用いてアセチレン還元活性陽性を示す細菌を分離し,それらの中にはP.agglomeransおよびK.pneumoniaeと同定された株が含まれていた。マヨネーズ瓶を用いて無菌環境下で,サツマイモ無菌苗へP.agglomeransMY1株を接種して試験した。サツマイモ一節培養苗への内生窒素固定細菌8株とVA菌根菌の共接種試験を行ったところ,菌根菌接種による生育促進効果は有意であった。

シソーラス用語： *窒素肥料 ,  *窒素固定 ,  *菌類 ,  接種 ,  技術開発 ,  持続可能な農業 ,  減少 ,  負荷 ,  共生 ,  サツマイモ
準シソーラス用語： *エンドファイト ,  環境負荷低減

分類 (3件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  土壌生物  (FB04050N) ,  いも類  (FC03036L)

引用文献 (6件)：

• Adachi K et al.(2002). Isolation of an endophytic diazotroh, Klebsiella oxytoca, from sweet potato stems in Japan. Soil Sci. Plant Nutr. 48: 889-895.
• Asis Jr. C A and Adachi K (2003). Isolation of endophytic diazotroph Pantoea agglomerans and nondiazotrophic Enterobacter asburiae from sweetpotato stem in Japan. Lett. Appl. Microbiol. 38: 19-23.
• Asis Jr. C A and Adachi K (2005). Endophytic bacteria associated with sweet potato&their interaction under co-culture conditions. Philippine J. Crop Sci. 30: 37-45.
• Paula M A et al.(1991). Interactions of Glomus clarum with Acetobacter diazotrophicus in infection of sweet potato (Ipomoea batatas), sugarcane (Saccharum spp.), and sweet sorghum (Sorghum vulgare). Biol. Fertil. Soils 11: 111-115.
• Asis Jr. CA ら (2005). 国内の複数地域で採取したサツマイモ・サトウキビからの内生窒素固定細菌の分離とサツマイモ無菌苗への内生窒素固定細菌の接種試験. 土肥講要集. 51: 50.

タイトルに関連する用語 (10件)： 生物 ,  活用 ,  環境負荷低減技術 ,  開発 ,  肥料 ,  微生物 ,  エンドファイト ,  窒素肥料 ,  窒素固定 ,  接種