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J-GLOBAL ID:201002281836196645   整理番号:10A0830707

種々の潤滑状態下でのTiAlN単一層被覆およびTiAlN/AlCrNナノ多重層被覆の超硬合金工具を用いたステンレス鋼の低速ミーリング加工

Low-speed milling of stainless steel with TiAlN single-layer and TiAlN/AlCrN nano-multilayer coated carbide tools under different lubrication conditions
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巻: 269  号: 7-8  ページ: 617-631  発行年: 2010年08月19日 
JST資料番号: E0377A  ISSN: 0043-1648  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本論文では,大量潤滑および霧状潤滑の状態下でのSTAVAX(改質420ステンレス鋼)の低速ミーリング加工において,TiAlN/AlCrN多重層被覆超硬合金工具,TiAlN単一層被覆超硬合金工具,非被覆の超硬合金工具などの性能を評価する。これらの工具の摩耗を調べ,また,機械加工中に工具表面上に形成される酸化物のタイプを決定するために,エネルギー分散X線分光分析システムとRaman分光法を用いた。40HRCの硬度を有したSTAVAXの機械加工において,それらの被覆工具は,剥離,摩滅,アブレシブ摩耗などを受けた。55HRCの硬度を有したSTAVAXの機械加工において,次項の3段階の明らかな工具摩耗が発生した。1)剥離,摩滅,アブレージョンの初期摩耗,2)次いで,基板の亀裂,3)大きな破損表面を形成するように拡大し,また,合体する亀裂部位における個々の表面破損の形成。剥離とアブレシブ摩耗に対して,TiAlN/AlCrN被覆工具が,TiAlN被覆工具よりも,より高い抵抗を示した。その被覆の亀裂抵抗と硬度,機械加工中の被覆の酸化などは,これらの摩耗メカニズムに対する工具の抵抗に,著しく影響を及ぼしているようであった。TiAlN/AlCrN被覆工具の亀裂と破損の発生までには,より長い切削距離が必要であった。このことは,より遅いペースのアブレージョンや剥離によって,除去される被覆の結果から発生する亀裂や破損に対して,より確実に保護されている基板のためであった。非被覆工具のチッピング,亀裂,破損,アブレージョンの厳しさなどの可能性は,工作物の硬度の増加に伴って増加する。少量の霧状形態での鉱油噴霧は,剥離とアブレシブ摩耗の厳しさの低減および亀裂,破損,チッピングなどの遅延化などに効果的であった。また,工作物,工具摩耗,潤滑剤などが,表面仕上に及ぼす影響をも論議する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
フライス加工  ,  金属材料へのセラミック被覆  ,  潤滑一般  ,  固体の機械的性質一般 

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