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J-GLOBAL ID：201002281913619813   整理番号：10A0978583

熱可塑性エラストマーの今そして未来 イソブチレン系熱可塑性エラストマーの基本特性と応用事例

Properties and Applications of Polyisobutylene - based Thermo Plastic Elastomer

著者 (1件)： 中林裕晴 (カネカ)
資料名： 日本ゴム協会誌  (Journal of the Society of Rubber Science and Technology, Japan)
巻： 83  号： 9  ページ： 284-288  発行年： 2010年09月15日 
JST資料番号： G0157A  ISSN： 0029-022X  CODEN： NGOKAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リビングカチオン重合によって製造され,熱安定性,ガスバリア性等に優れたイソブチレン系熱可塑性エラストマー(StTPE)の基本特性および応用事例を解説した。このStTPEはポリスチレン-ポリイソブチレン-ポリスチレン(SIBS)の構造からなり,各種グレードの物性を示した。特に耐熱老化性,柔軟性,ガスバリア性,制振性に優れていることを指摘した。スチレン含量によって引張強さ,硬度が変更できる。応用事例として,粘着フィルムおよびポリエチレン-ビニルアルコールの改質材としての性能を概説した。他のTPEと異なる特性を生かして,異なった用途開発が期待できることを指摘した。

シソーラス用語： *SIS【重合体】 ,  リビングカチオン重合 ,  耐熱性 ,  柔軟性 ,  ガスバリヤ性 ,  効果 ,  化学組成 ,  引張強さ ,  硬度 ,  粘弾性 ,  損失正接 ,  粘着テープ ,  重合体用添加剤 ,  EVOH ,  *用途開発 ,  熱可塑性ゴム ,  *物性データ ,  劣化 ,  耐候性
準シソーラス用語： *ポリスチレン-イソプレン-スチレン ,  製品紹介 ,  制振効果 ,  動的粘弾性 ,  ポリエチレン-ビニルアルコール ,  熱可塑性エラストマー ,  老化【材料】

分類 (2件)： ゴム  (YH07020M) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

引用文献 (16件)：

• 1) Kennedy, J. P.; Puskas, J. E.; Kaszas, G.; Hager, W. G.: US Patent 4946899 (1990)
• 2) Kaszas, G.; Puskas, J. E.; Kennedy, J. P.; Hager, W.G.: J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem., 29, 427 (1991)
• 3) Kennedy, J. P.: J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem., 37, 2285 (1999)
• 4) Puskas, J. E.; Chen, Y.; Antony, P.; Kwon, Y.; Kovar, M.; Harbottle, R. R.; De Jong, K.; Norton, P. R.; Cadieux, P.; Burton, J.; Reid, G.; Beiko, D.; Watterson, J.D.; Denstedt, J.: Polym. Adv. Technol., 14, 763 (2003)
• 5) Wu, S.: J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem., 27, 723 (1989)

タイトルに関連する用語 (4件)： 熱可塑性エラストマー ,  未来 ,  イソブチレン ,  応用