文献

J-GLOBAL ID：201002281935213640   整理番号：10A0461490

健康な寿命を延長するー酵母からヒトまで

Extending Healthy Life Span-From Yeast to Humans

著者 (4件)： FONTANA Luigi (Washington Univ. School of Medicine, MO, USA) ,  FONTANA Luigi (Istituto Superiore di Sanita, Rome, ITA) ,  PARTRIDGE Linda (Univ. Coll. London, London, GBR) ,  LONGO Valter D. (Univ. Southern California, CA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 328  号： 5976  ページ： 321-326  発行年： 2010年04月16日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酵母やげっ歯類などの生物の食事摂取が減少(食事制限)した場合,正常食を摂取した生物より長生きする。同じような作用が,栄養物質感知経路の活性が変異または薬剤により減少した場合にもみられる。げっ歯類では,食事制限と栄養物質感知経路活性減少の両方とも加齢関連機能消失の頻度や腫瘍および神経変性の発現頻度をより低下する。また赤毛サルでは食事制限は寿命を延長し,糖尿病,癌,心血管疾患などの疾患を予防し,ヒトでは食事制限は加齢関連病変を予防する変化を誘導する。腫瘍や糖尿病はヒトでは成長ホルモン受容体の変異とは一般的に関係はなく,栄養物質感知経路の先天的遺伝子変異がヒト寿命の延長と関係している。食事制限および栄養物質感知経路活性の減少は,発生期に保持されていると同様なメカニズムにより老化を遅らす。これらの所見を考察し,加齢関連疾患の予防やヒトの健康的な老化促進への適用について考察する。

シソーラス用語： *健康管理 ,  寿命 ,  酵母 ,  ヒト ,  齧歯類 ,  摂食 ,  *ダイエット ,  加齢 ,  腫瘍 ,  糖尿病 ,  心血管疾患 ,  予防 ,  老化 ,  遺伝的変異 ,  微生物 ,  哺乳類 ,  動物行動
準シソーラス用語： 遺伝子変異

分類 (1件)： 公衆衛生  (GB02000X)

タイトルに関連する用語 (3件)： 寿命 ,  酵母 ,  ヒト