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J-GLOBAL ID:201002281958900203   整理番号:10A0780605

ニフェジピンはペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ活性化を介して終末糖化産物(AGE)とそれらの受容体(RAGE)の相互作用が仲介する近位尿細管細胞損傷を阻害する

Nifedipine inhibits advanced glycation end products (AGEs) and their receptor (RAGE) interaction-mediated proximal tubular cell injury via peroxisome proliferator-activated receptor-gamma activation
著者 (6件):
資料名:
巻: 398  号:ページ: 326-330  発行年: 2010年07月23日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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終末糖化産物(AGE)とそれらの受容体(RAGE)の相互作用が酸化ストレスを誘起し,引き続いて炎症および線維形成反応を誘発し,それにより糖尿病腎症の発生と進行に寄与する証拠が増えつつある。我々は以前,カルシウムチャネル遮断剤(CCB)であるニフェジピンがin vitroでAGEが誘導するメサンギウム細胞の損傷を阻害することを見いだした。しかし,ニフェジピンの近位尿細管細胞の損傷に対する効果は知られていない。我々はここで,ニフェジピンがAGEが誘導する尿細管細胞の損傷を阻止するかどうか,そしてそれはどのようにしてかを調べた。ニフェジピンは尿細管細胞のRAGE mRNAレベルのAGEが誘導する上方調節を阻害したが,対照CCBであるアムロジピンはしなかった。これはペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)阻害剤GW9662の同時処理により阻止された。GW9662処理のみは尿細管細胞のRAGE mRNAレベルを増すことを見いだした。さらにニフェジピンは尿細管細胞におけるAGEが誘導する活性酸素種生成,NF-κB活性化,そして細胞間接着分子1と形質転換増殖因子βの遺伝子発現の増加を阻害した。これらは全てGW9662により阻止された。我々の本研究は糖尿病腎症に対するニフェジピンの独特の有益な側面を提供する。それはPPARγ活性化を介してRAGEの発現を抑制することにより尿細管細胞においてAGEに対する抗酸化および抗炎症剤として作用しうる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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血管作用薬・降圧薬の基礎研究 
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