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J-GLOBAL ID：201002281976618663   整理番号：10A0249670

イセエビの種苗生産技術の開発 第1章 幼生の正常な育成のための最適餌料の開発 4 フィロソーマの有効な人工飼料開発

著者 (8件)： 村上恵祐 (水産総合研究セ 南伊豆栽培漁業セ) ,  奥村卓二 (水産総合研究セ 養殖研) ,  竹内俊郎 (東京海洋大) ,  山下宗一郎 ,  田村大輔 ,  西田航介 ,  川島功資 ,  宍戸雄亮
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 480  ページ： 38-45  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： イセエビのフィロソーマ幼生の成長に有効な餌料はムラサキイガイの生殖巣のみであり,冬期などムラサキイガイの入手困難な時期やムラサキイガイが毒化した場合に対処すべく人工飼料開発を目的とした。イセエビ種苗の量産化のため人工飼料の開発を目的とした。フィロソーマの1)栄養要求,2)摂餌生態,3)人工飼料を用いた給餌,および4)ムラサキイガイ生殖巣の保存法を検討した。その結果,フィロソーマの最適な栄養要求に合う人工飼料作成の栄養組成を決定し飼料の物性を解析したこと,飼料の材料をナノレベルまで細かくし,摂餌行動の最終段階である中腸腺への取り込みは可能となったこと,摂取時間および量は不明であり,微妙な物性の違いが成長に影響することを報告した。

シソーラス用語： *イセエビ ,  種苗管理 ,  幼生 ,  人工飼料 ,  栄養素要求性 ,  摂食
準シソーラス用語： フィロソーマ

分類 (1件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V)

引用文献 (10件)：

• Jonse, D. A., Kanazawa, A., and Ono, K.(1979). Studies on the nutritional requirements of the larval stages of Penaeus japonicas using microcapsulated diets. Mar. Biol., 54: 261-267.
• 手島新一 (1984). クルマエビ幼生の栄養要求. 養魚飼料油脂研究会抄録B (研究解説), 19: 1-10.
• 金澤昭夫ら (1996). エビ・カニ類の増養殖. 基礎科学と生産技術. 恒星社厚生閣出版.226-225.
• 野中忠ら (1958). イセエビフィロゾーマの飼育とその脱皮について. 水産増殖.5: 13-15.
• Mikami, S., Greenwood, J. G., and Takashima, F.(1994). Functional morphology and cytology of the phyllosomal digestive system of Ibacus ciliatus and Panulirus japonicus. Crustaceana.67.

タイトルに関連する用語 (7件)： イセエビ ,  種苗生産 ,  開発 ,  幼生 ,  餌料 ,  フィロソーマ ,  人工飼料