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J-GLOBAL ID:201002281997495561   整理番号:10A1379648

竹リグニンの迅速熱分解への実験条件の影響

Effect of conditions on fast pyrolysis of bamboo lignin
著者 (3件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 191-196  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: B0809A  ISSN: 0165-2370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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竹EMAL(酵素によりマイルドに酸分解したリグニン)の熱分解により生ずる生成物を熱分解-ガスクロマトグラフ質量分析計(Py-GC/MS)により分析し,熱分解生成物の収率に対する温度と触媒(塩化ナトリウム,パームチット)の影響を詳しく調べた。その結果,EMALの熱分解は主に250°Cから600°Cまでの温度領域で起こり,温度と触媒の両方がEMAL熱分解産物の生成と抑制における主要なファクターであることが示された。リグニンユニットのp-ヒドロキシフェニルプロパノイド,グアヤシルプロパノイド,シリンジールプロパノイドの熱分解により生ずる生成物は,ヘテロ環(2,3-ジヒドロベンゾフラン),フェノール,少量の酢酸,フラン等である。熱分解温度の上昇に伴って,2,3-ジヒドロベンゾフラン(DHBF)の生成量の比率は66.26%から19.15%へと減少する。さらに,加える触媒が5%から20%に増えると,パームチット触媒ではDHBFの生成が19.15%から24.19%へと促進される。一方,NaCl触媒はDHBFの生成を抑制するのに効果的で,生成比率が19.15%から13.08%に減少した。パームチットはEMAL熱分解から生ずるコークスの生成を促進した。逆にNaClはコークスの生成に抑制効果があった。NaCl触媒は竹リグニンの熱分解生成物の収率向上にも抑制にも著しい触媒効果があった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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