抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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STRIPS(Stanford Research Institute Problem Solver)形式の古典的プランニング問題はSAT(Boolean Satisfiability Testing)問題に符号化できるので,国際プランニング競技会でもSATベースのプランナーが成功を収めている。本論文では,SATプランニングにおいてプラン長が最も短い最適プラン,及び準最適プランを求める手法を概説した。また,アクションにコストを付加した問題において最小コストのプランを求める手法や,アクションの前提条件や効果に数値変数と制約を含めた問題に対する手法を説明した。特に,後者では前処理として数値変換のドメインを絞り込んでSATへ符号化する手法が,SMT(SAT Modulo Theories)を利用した手法よりも性能が上回る。最小コストのプランを求める問題はスケジューリング問題に近いので,ジョブショップスケジューリング問題に対するSAT符号化法や,それに基づく最適値決定について述べた。SATプランニングやSATスケジューリングではSATソルバーのインクリメンタル探索手法によって,学習節を再利用することで高速化が図れることを論じた。