抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄筋コンクリート造において,補強筋を多層配置する場合の留意点を概説した。主な要点は,1)一般的事項として,適切な間隔を得るための補強筋径及び粗骨材径の規準,各方向に同径の補強筋を使用すべきこと,2)角部に関して,外側を先に内側を後に行う配筋し,角筋及び斜め筋は外側水平筋と重ね継手を行い,L型筋は内側水平筋と重ね継手を行うこと,3)適切な間隔を確保するため特にフーチングなどにおいて千鳥配置を回避すべきこと,4)梁及びスラブ上部において過密配筋を回避し適切な被り厚さを得るための配筋順として,梁主筋,梁スターラップ及び小梁底部筋,スラブ底部筋,小梁上部筋及びスターラップ,スラブ上部筋とすべきこと,などを挙げた。多層配筋による問題を回避するため,補強筋径の増加,鋼材の強度向上,間隔のち密化などを優先すべきことを述べた。