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J-GLOBAL ID:201002282083032977   整理番号:10A0143981

サブピコ秒蛍光分光で調べた地衣植物Physciella melanchlaの乾燥ストレス下での光化学系IIクロロフィル蛍光の強い消光機構

Mechanism of strong quenching of photosystem II chlorophyll fluorescence under drought stress in a lichen, Physciella melanchla, studied by subpicosecond fluorescence spectroscopy
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巻: 1797  号:ページ: 331-338  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ストリークカメラ及び反射モード蛍光アップコンバージョンシステムを使用して光共生体緑藻類Trebouxia sp.を含む地衣植物Physciella melanchlaの乾燥ストレス下でのクロロフィル(Chl)蛍光の強い消光の機構を調べた。乾燥地衣植物において715及び740nmで大きな0.31ps上昇を検出し,短波長Chlから715~740nmバンドへの迅速なエネルギー流入があり,ソレー帯からの内部変換の寄与は小さいことを示唆した。蛍光は時定数23及び112psで減衰し,消光剤により熱への迅速な放出を示唆した。その結果他の地衣植物で報告された(Veerman et al.,2007[36])蛍光の加速度的な40ps減衰を確認し,バルクChlから長波長消光剤への迅速なエネルギー移動の直接証拠を示した。全体的解析により全体のPS II蛍光をシミュレートし,LHCII又はPSIIコアアンテナと結合した消光剤へのエネルギー移動速度を20.2ns-1又は55.0ns-1と推定した。報告されたNPQ速度より3~12倍速い消光速度から,乾燥地衣におけるLHCIIのChl凝集の極端な例又はPSIIコアアンテナの消光の新しい型など消光の新しい型のオペレーションを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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光合成  ,  植物に対する影響 

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