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J-GLOBAL ID：201002282098851583   整理番号：10A1138521

電子吸引性配位子を含まない末端Pt(IV)オキソ錯体の構造および反応性のDFT研究

DFT Study of the Structure and Reactivity of the Terminal Pt(IV)-Oxo Complex Bearing No Electron-Withdrawing Ligands

著者 (4件)： EFREMENKO Irena (Weizmann Inst. of Sci., Rehovot, ISR) ,  POVERENOV Elena (Weizmann Inst. of Sci., Rehovot, ISR) ,  MARTIN Jan M. L. (Weizmann Inst. of Sci., Rehovot, ISR) ,  MILSTEIN David (Weizmann Inst. of Sci., Rehovot, ISR)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 42  ページ： 14886-14900  発行年： 2010年10月27日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： [(PCN)Pt=O]⁺錯体の構造および電子構造について密度汎関数法により検討した。熱力学的性質および¹⁹⁵Pt NMR化学シフトの計算値から,アセトン溶液では1分子の溶媒が弱く配位して錯体を反磁性とし,分子内酸素移動を抑制し,CO酸化を促進する。末端オキソ配位子と強い親電子種の存在がPt-P結合への分子内酸素挿入,CO酸化および水活性化機構に重要である。末端オキソ配位子のソフト共有結合に対する親和性が低いことにより二水素酸化の中間体としてアゴスチックヒドリドおよびヒドロキソ錯体が考えられる。Pt-オキソ結合の安定性を末端オキソの面外結合および電子密度のPt5d軌道から6s,6p軌道への移動により説明した。

シソーラス用語： *白金錯体 ,  *オキソ錯体 ,  *有機白金化合物 ,  ホスフィン錯体 ,  アミド錯体 ,  分子構造 ,  *電子構造 ,  密度汎関数法 ,  陽子磁気共鳴 ,  炭素13NMR ,  スペクトルシミュレーション ,  溶媒効果 ,  酸化 ,  配位結合 ,  ヒドロキソ錯体 ,  脂肪族ケトン
準シソーラス用語： アゴスチック相互作用 ,  酸化反応

分類 (4件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  錯体の磁気共鳴スペクトル(分子)  (BH06074B) ,  分子・遺伝情報処理  (JE15040B)

物質索引 (2件)： アセトン ,  N,N-ジメチル-3-[(ジ-tert-ブチルホスフィノ)メチル]ベンゼンエタンアミン

タイトルに関連する用語 (8件)： 電子 ,  吸引 ,  配位子 ,  Pt ,  オキソ錯体 ,  反応性 ,  DFT ,  研究