抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Cr
3+とNd
3+を同時ドープしたY
3Al
5O
12(YAG)セラミックの光学特性を測定した。これらの測定は,太陽光放射をシミュレートするため,二つのポンピング源(808nmのレーザダイオード(LD)とXeショートアークランプ)を用いて行った。用いた試料は,0.1%Cr
3+/1.0%Nd
3+と3.0%Cr
3+/1.0%Nd
3+(原子%)を同時ドープしたYAGセラミックである。1.0%Nd
3+をドープしたNd:YAG結晶を基準として用いた。LDでポンプしたCr/Nd:YAGセラミックの飽和強度は,Nd:YAG結晶の場合と同じであるが,Xeランプでポンプしたときは,前者のほうが高くなる。0.1%Crドープセラミックの飽和強度は3.23±0.18kW/cm
2であり,3.0%Crドープセラミックの場合は4.30±0.24kW/cm
2である。0.1%Crドープと3・0%Crドープセラミックの小信号利得を測定し,太陽光ポンピングと同一強度の場合,Nd:YAGに比べてそれぞれ1.8倍と7.0倍あるのを見いだした。Cr
3+からNd
3+へのエネルギー移動の量子効率は,0.1%Crドープセラミックが0.88±0.09,3・0%Crドープセラミックが0.67±0.08であると見積った。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.