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J-GLOBAL ID:201002282296919266   整理番号:10A0082491

蛋白質グルタチオール化による血管平滑筋細胞生物エネルギー機能の調節

Regulation of vascular smooth muscle cell bioenergetic function by protein glutathiolation
著者 (8件):
資料名:
巻: 1797  号:ページ: 285-295  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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グルタチオンによる蛋白質チオール化は,酸化剤及び一酸化窒素に応答して増加する可逆的及び調節的翻訳語修飾である。多くのミトコンドリア酵素は必須チオール残基を含むことから,チオール化反応は細胞代謝及び生存を調節することが仮定される。しかしながら,蛋白質チオール化による生物的影響を他の酸化的蛋白質修飾から識別することは困難である。この研究において,ジアミドを用いて,蛋白質グルタチオール化を滴定し,ラット大動脈平滑筋細胞における解糖,ミトコンドリア機能及び細胞死に及ぼすそれの影響を試験した。ジアミドによる細胞の処理は蛋白質グルタチオール化を濃度依存様式で増加し,蛋白質-蛋白質ジスルフィド形成にほとんど影響しなかった。ジアミドはミトコンドリアプロトン漏出を増加し,ATP連結ミトコンドリア酸素消費及び細胞の生物エネルギー保存容量を低下した。200μM以上のジアミドの濃度は急性生物エネルギー障害を促進し,細胞死をもたらしたが,低濃度のジアミドは解糖系フラックス増加を延長し,細胞生存の消失と関連しなかった。ブチオニンスルホキシイミンを用いたグルタチオンの欠失は基本的蛋白質チオール化または細胞生物エネルギーに影響しなかったが,ジアミド誘導蛋白質グルタチオール化を低下し,生物エネルギー機能障害及び細胞死に向けて細胞を感受性にした。細胞代謝及び生存に及ぼすジアミドの影響はジチオトレイトールの添加に関して十分に可逆的であった。これらのデータから,蛋白質チオール化はミトコンドリア及びサイトゾルにおける重要な代謝過程を調節することを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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生体エネルギー論一般  ,  血管系 
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