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J-GLOBAL ID：201002282306978436   整理番号：10A0471681

酸触媒を用いないDNPH誘導体化/高速液体クロマトグラフィーによる環境大気中アクロレインの定量

Determination of Acrolein in the Atmosphere by High Performance Liquid Chromatography with Non Acidified DNPH Derivatization

著者 (2件)： 萩野浩之 (財団法人日本自動車研究所エネルギ・環境研究部) ,  中山明美 (財団法人日本自動車研究所エネルギ・環境研究部)
資料名： 分析化学
巻： 59  号： 3  ページ： 251-256 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)誘導体化とフォトダイオードアレイ検出(365nm)の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を適用し,酸触媒を用いない環境大気中のアクロレインの定量法を開発した。酸触媒を用いないDNPH被覆シリカゲルカートリッジにアクロレイン及び他の低分子量アルデヒドを捕集したところ,アクロレインヒドラゾンは室温で安定なことが分かった。提案アプローチによる定量結果は標準リン酸酸性DNPH/HPLCによるものによく一致し,環境大気中のアクロレイン,ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの定量に有効なものと考察した。

シソーラス用語： *高速液体クロマトグラフィー ,  *不飽和アルデヒド ,  *脂肪族アルデヒド ,  環境試料 ,  *大気汚染物質 ,  試料採取 ,  痕跡量成分 ,  同時定量 ,  誘導体化 ,  被覆 ,  酸触媒反応 ,  安定性解析 ,  フォトダイオードアレイ検出器 ,  測定精度 ,  ビニル化合物

分類 (2件)： 大気中の汚染物質のクロマトグラフィー,電気泳動分析  (CC04060Y) ,  脂肪族アルデヒド  (CF03180F)

物質索引 (4件)： 2,4-ジニトロフェニルヒドラジン ,  アクロレイン ,  アセトアルデヒド ,  ホルムアルデヒド

引用文献 (14件)：

• 1) U. S. Environmental Protection Agency : Compendium of Methods for the Determination of Toxic Organic Compounds in Ambient Air Second Edition Compendium Method TO-11A (1999).
• 2) 環境省 水・大気環境局 : 有害大気汚染物質測定方法マニュアル (2008).
• 3) JASO テクニカルペーパー : ガソリンエンジン・ディーゼルエンジン排ガス中のアルデヒド類測定方法の検討,JASO TP-06004 (2007).
• 4) California Environmental Protection Agency, Air Resources Board : Standard Operating Procedure No. 104 Revision 3.0. (2006).
• 5) ASTM Standard Test Method for Determination of Formaldehyde and Other Carbonyl Compounds in Air (Active Sampler Methodology), D 5197-03 (2003).

タイトルに関連する用語 (8件)： 酸触媒 ,  DNPH ,  誘導体化 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  環境 ,  大気中 ,  アクロレイン ,  定量