文献

J-GLOBAL ID：201002282425577563   整理番号：10A0268999

電磁波レゾナンス現象を用いての燃焼促進技術の開発について-低炭素社会に向けてのCO₂削減技術への挑戦-

著者 (2件)： 岡島敏 (法政大) ,  松永典久 (エイピー・ロウ・マテリアルズ)
資料名： 映像情報メディア学会技術報告
巻： 34  号： 7(IST2010 1-7)  ページ： 1-8  発行年： 2010年02月19日 
JST資料番号： S0209A  ISSN： 1342-6893  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,化石燃料の省エネ・CO₂削減に対して,電磁波レゾナンス新燃焼法の開発と同時に,電磁波レゾナンス熱吸収体の開発により熱交換器等の熱交換システムにおける温度効率を高め,これら二つの技術を応用することにより,各種燃焼機器において少なくても10%程度の燃料削減及びCO₂排出量の削削を目標に行われたものである。この結果,遠赤外振動線領域のある特定波長の電磁波は,燃焼における化学反応速度を促進し,中間生成化学種の発生を抑制して出来るだけ完全燃焼に近づけて燃焼による発熱量を高め,省エネの原点である火炎温度を高めることが可能であることを示すことができた。また,本研究では排ガス中に含まれるCO₂に着目し,それとのレゾナンス全吸収波長現象を利用して,CO₂温度スペクトルを著しく吸収できる電磁放射体の開発により,熱交換領域の温度効率を大きく改善することが出来た。これら二つの方法の組み合わせにより省エネ・CO₂削減に対して大きく貢献する可能性を示すことができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *燃焼 ,  電磁波 ,  熱吸収 ,  *熱交換器 ,  *排出量 ,  減少 ,  地球温暖化 ,  電磁波放射 ,  効率 ,  *二酸化炭素排出量
準シソーラス用語： *CO2排出量 ,  温度効率 ,  *電磁波レゾナンス ,  電磁放射 ,  排出量削減

分類 (3件)： 排ガス処理法  (SC04020W) ,  環境問題  (SA01020V) ,  熱交換器,冷却器  (PA03020G)

引用文献 (5件)：

• 石原結實. 体温力. 2009, 12-109
• OKAJIMA, S. Experimental Observation on Single Fuel Droplets Burning in the Fields of a Specific Wave Number at Far Infrared Ray. Combustion Society of Japan. 2008, 50, 154, 34-344
• 岡島敏. 遠赤外線領域のある特定波長による燃焼促進原理の発見-燃焼省エネ・CO_2削減への挑戦-. 第46回燃焼シンポジウム (京都), 2008. 2008, 524-525
• 斎藤孝基. エネルギー変換工学. 1993, 30-34
• 岡島敏. 低炭素社会に向けてのCO_2削減に対する電磁波新燃焼技術の可能性について. 第47回燃焼シンポジウム (札幌), 2009. 2009, 110-111

タイトルに関連する用語 (7件)： 電磁波 ,  レゾナンス ,  現象 ,  燃焼促進 ,  開発 ,  低炭素社会 ,  CO2削減