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J-GLOBAL ID：201002282633216639   整理番号：10A1086670

表面電荷及び赤外スペクトルのpH依存性によるGeobacillus sp.分離株由来の胞子表面の特性化

Characterization of spore surfaces from a Geobacillus sp. isolate by pH dependence of surface charge and infrared spectra

著者 (4件)： SEALE R.B. (Univ. Otago, Dunedin, NZL) ,  BREMER P.J. (Univ. Otago, Dunedin, NZL) ,  FLINT S.H. (Massey Univ., Palmerston North, NZL) ,  MCQUILLAN A.J. (Univ. Otago, Dunedin, NZL)
資料名： Journal of Applied Microbiology  (Journal of Applied Microbiology)
巻： 109  号： 4  ページ： 1339-1348  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： A0635A  ISSN： 1364-5072  CODEN： JAMIFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 粉乳製造設備から分離したGeobacillus sp.の胞子表面を,透過型電子顕微鏡,ζ電位のpH依存性,及び赤外スペクトルを介して特性化した。また,粉乳製造時の生物膜の増殖を防止する戦略を開発するために,ステンレス鋼への胞子付着に及ぼすこれらの表面特性の影響を評価した。電子顕微鏡画像により,分離株胞子表面が糖蛋白質から成る外壁により囲まれていることを明らかにし,ζ電位及び赤外スペクトルにより確認した。酸性条件は胞子表面ポリマーをカルボン酸のプロトン化及び中和を介して圧縮した。興味深いことに,低pHは推定ジピコリン酸カルシウム(CaPDA)チャンネルの開口を引起し,周囲媒体へのCaPDAの遊離をもたらした。付着結果から,高熱菌由来の胞子の付着がpHに依存することが明白であった。胞子の表面官能基が,基質への胞子付着をもたらす複雑な相互作用に重要な役割を演じると認識される,静電相互作用及びポリマー立体配座に寄与すると結論した。

シソーラス用語： 細菌 ,  *胞子 ,  表面電荷 ,  電子顕微鏡観察 ,  粉乳 ,  生産ライン ,  *付着 ,  *表面性状 ,  乳業工場 ,  ζ電位 ,  pH依存性 ,  セレン化亜鉛 ,  ステンレス鋼 ,  静電相互作用 ,  微生物汚染 ,  赤外スペクトル ,  基 ,  窒素複素環化合物 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： Geobacillus ,  官能基

分類 (3件)： 微生物形態学・分類学  (EG03030Y) ,  工場衛生・衛生工学一般  (FJ02021H) ,  乳製品  (FJ12023U)

物質索引 (1件)： ジピコリン酸

タイトルに関連する用語 (7件)： 表面電荷 ,  赤外スペクトル ,  pH依存性 ,  Geobacillus ,  分離株 ,  胞子 ,  特性化