未知空間においてロボットが収集した景観写真を合成して地図を構築する方式を開発した。従来の地図構築方式は,地物の位置を計測する手段を用いるため,センサの特性から計測可能な範囲に制約があった。また,景観写真を地図とみなして空間を表現するIBR(image based rendering)には,地物の配置関係を表現出来ない課題があった。本方式は,景観写真の合成により,空間の形状特徴に制限されずに地図構築が可能である。同時に,ロボットが移動する経路周辺の床面を連続に表現でき,事物相互の空間的配置を表現可能である。(著者抄録)