文献

J-GLOBAL ID：201002282725059793   整理番号：10A1048931

透過型の新しいESEMモードである湿式STEMによる磁性ナノベクターの研究

Study of magnetic nanovectors by Wet-STEM, a new ESEM mode in transmission

著者 (5件)： MARALOIU V.a. (Univ. de Lyon, F-69000, France; Univ. Lyon 1, Lab. PMCN; CNRS, UMR 5586; F-69622 Villeurbanne Cedex, FRA) ,  MARALOIU V.a. (National Inst. of Materials Physics, Bucharest-Magurele, P.O. Box MG-7, R-077125, ROM) ,  HAMOUDEH M. (Lab. d’Automatique et de Genie des Procedes, CNRS UMR 5007, Univ. Claude Bernard Lyon1, 69622 Villeurbanne, FRA) ,  FESSI H. (Lab. d’Automatique et de Genie des Procedes, CNRS UMR 5007, Univ. Claude Bernard Lyon1, 69622 Villeurbanne, FRA) ,  BLANCHIN M.g. (Univ. de Lyon, F-69000, France; Univ. Lyon 1, Lab. PMCN; CNRS, UMR 5586; F-69622 Villeurbanne Cedex, FRA)
資料名： Journal of Colloid and Interface Science  (Journal of Colloid and Interface Science)
巻： 352  号： 2  ページ： 386-392  発行年： 2010年12月15日 
JST資料番号： C0279A  ISSN： 0021-9797  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 治療(薬物標的法,放射線治療)または磁気共鳴画像化法(MRI)などの診断のために用いられる多くのナノベクターは,磁性ナノ粒子をカプセル化する有機コアまたは有機被覆物からなる複合構造を有し,普通は静脈注射のために液体懸濁物中に分散される。本研究ではそのような懸濁物の液滴の透過型画像化のための透過型の新しい環境走査型電子顕微鏡法(ESEM)モード,いわゆる湿式STEM)の利用を報告した。マグネタイトナノ粒子(直径約10nm)を充填したPLLA/Reナノ球(直径約100~300nm)および酸化鉄コア(サイズ約5nm)MRI造影剤からの湿式STEM画像によってこれの例を示した。どちらの例も水性懸濁物であった。湿式STEMモードによって懸濁物中のそのようなナノベクターの集団挙動をキャラクタリゼーションすることと個々のベクターの内部複合構造を明らかにすることとの両方が可能になることが示された。そのような実験結果を,検出条件に対応する大きな立体角(20°から47°の間)で試料を通って散乱される電子の分布のモンテカルロ計算機シミュレーションとの比較によって考察した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *走査電子顕微鏡 ,  *透過型走査電子顕微鏡 ,  ナノ粒子 ,  ベクター ,  PLLA ,  ミクロスフェア ,  カプセル封じ ,  湿式分析
準シソーラス用語： *環境走査型電子顕微鏡 ,  *STEM【顕微鏡】 ,  磁性ナノ粒子 ,  ナノ球

分類 (2件)： 顕微鏡法  (BK01040E) ,  コロイド化学一般  (CB11010C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 透過 ,  ESEM ,  STEM ,  磁性 ,  ナノベクター ,  研究