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J-GLOBAL ID：201002282787623954   整理番号：10A0363909

新規有機ホウ素系防汚剤の高感度分析法の開発とその分解速度の測定

Development of Highly Sensitive Method for the Determination of Novel Organoborane Antifoulant and Determination of Its Degradation Ratio

著者 (1件)： 福士惠一 (神戸大 大学院海事科学研究科)
資料名： ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学 農学・生物学編  (ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学系・農学・生物学系編)
巻： 2008  ページ： 189-197  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： L7131A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海洋生物付着に起因する船体抵抗増大による燃費の悪化を防ぐため,船底防汚染剤としてピリジントリフェニルボラン(PTPB)が使用されているが,環境中における分解性や分解生成物の定量法が確立されていないので,キャピラリーゾーン電気泳動法(CZE)によるPTPB及び予想される分解生成物であるジフェニルボリン酸(DPB),フェニルボロン酸(MPB),フェノールの分離定量法を確立し,その方法を用いてPTPBの分解挙動について基礎的な検討を行った。泳動液のpH(四ホウ酸ナトリウム水溶液),試料注入時間,検出波長について詳細に検討した。PTPBの分解挙動を調べるために,アセトニトリル溶液を調製し,確立した分析法により定期的に分析した。その結果,CZEによるPTPB,DPB,MPB,フェノールの分離定量法が確立でき,さらに,PTPBの分解には,光エネルギー量の影響が大きく関与していることが示唆され,有用な分析法であることが確認できた。今回はアセトニトリル溶液を用いたが,海水を用いてPTPBの分解挙動を調べる必要がある。

シソーラス用語： 海洋生物 ,  付着 ,  汚染防止 ,  *船底塗料 ,  *定量分析 ,  *キャピラリーゾーン電気泳動 ,  分解物 ,  性質 ,  速度 ,  高感度 ,  有効性 ,  太陽エネルギー ,  有機ホウ素化合物 ,  ホウ素化合物 ,  水質試験 ,  フェノール類
準シソーラス用語： 分解性 ,  分解速度

分類 (3件)： 水中の汚染物質のクロマトグラフィー,電気泳動分析  (CC04080U) ,  各種塗料  (YJ03060I) ,  有機ほう素化合物  (CF08020R)

物質索引 (4件)： ジフェニルボリン酸 ,  ピリジン・トリフェニルボラン ,  フェニルボロン酸 ,  フェノール

タイトルに関連する用語 (5件)： ホウ素 ,  防汚剤 ,  感度分析 ,  開発 ,  分解速度