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J-GLOBAL ID:201002282797727227   整理番号:10A0851072

AMP活性化蛋白質キナーゼによるNa+/H+交換体の上向き制御

Upregulation of Na+/H+ exchanger by the AMP-activated protein kinase
著者 (6件):
資料名:
巻: 398  号:ページ: 677-682  発行年: 2010年08月06日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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AMP活性化蛋白質キナーゼ(AMPK)はエネルギー枯渇で活性化され,エネルギー産生を刺激し,エネルギー利用を制限することによってエネルギーバランスを回復させる。特に,GLUT1とSGLT1を刺激することによってグルコース取り込みを,そして解糖を刺激することによってグルコース利用を高める。酸素不足時グルコースの解糖分解は乳酸とH+の形成につながり,エネルギー欠損細胞に酸付加を課する。細胞の酸性化は解糖を阻害し,グルコース利用を妨げる。したがって解糖の維持には細胞H+搬出が必要である。本研究はAMPKがNa+/H+交換体(NHE)活性および/あるいはNa+非依存性酸押出しに影響するかどうかを調べた。NHE1発現はRT-PCRとウエスタンブロッティングによって決定した。サイトゾルpH(pHi)は,アンモニアパルス後のNa+依存性再アルカリ化(ΔpHi)からBCECF蛍光とNa+/H+交換体活性を用いて評価した。結果として,ヒト胚性腎臓(HEK)細胞はNHE1を発現する。これらの細胞のpHiとΔpHiはAMPK刺激因子AICAR(1mM)処理で有意に増加し,AMPK阻害剤コンパウンドC(10μM)で有意に低下した。pHiとΔpHiに対するAICARの影響はNa+/H+交換体阻害剤カリポリド(10μM)存在下で低下したが,H+ ATPアーゼ阻害剤バフィロマイシン(10nM)では変化しなかった。AICARは乳酸形成を有意に高め,その影響はカピロリド存在下で有意に低下した。これらの観察は,AMPKの新しい機能,即ち,サイトゾルpHの制御を明らかにする。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  細胞膜の輸送 
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