文献
J-GLOBAL ID:201002282821482656   整理番号:10A1058086

外側に開口したフコース輸送体のコンホメーション

Structure of a fucose transporter in an outward-open conformation
著者 (8件):
資料名:
巻: 467  号: 7316  ページ: 734-738  発行年: 2010年10月07日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
MFS(major facilitator superfamily)輸送体は,古くから存在し,広くみられる二次性能動輸送体ファミリーである。大腸菌(Escherichia coli)では,微生物の炭素源であるL-フコースの取り込みをMFSプロトン共輸送体FucPが行う。MFS輸送体については盛んに研究が行われているにもかかわらず,原子構造情報が得られているのは3つのタンパク質だけであり,外側に開口したコンホメーションはまだとらえられたことがない。今回我々は,FucPの3.1Å分解能での結晶構造を報告する。この構造から,外側に開口した両親媒性のキャビティの存在が示される。同じように折りたたまれたFucPのアミノドメインとカルボキシドメインは,輸送経路に沿った表面の特性が対照的であり,Nドメイン表面上には負の静電ポテンシャル,Cドメインには疎水性表面が存在する。FucPの輸送経路に沿った酸性残基はAsp46とGlu135の2つだけで,それらはプロトン付加と脱プロトン化のサイクルを繰り返す。これらの酸性残基が能動輸送に重要な役割をもつことは,in vivo,in vitroの両方の実験で裏付けられた。構造に基づく生化学的解析からは,FucPのエネルギー共役,基質認識,および輸送機構についての手がかりが得られる。Copyright Nature Publishing Group 2010
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
分子構造 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る