抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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この研究の目的は,抗ホスファチジルエタノールアミン抗体(aPE)の検出のために用いられたELISAの主変数の結果に対する影響を評価することである。抗りん脂質症候群(APS)を含む自己免疫病またはAPSの臨床的特徴のみのどちらかの患者からの40血清を,さまざまな条件下でELISAにより試験した。変数はPE(卵黄,ダイズ,ウシ脳または大腸菌),マイクロタイタープレート(プレインまたはガンマ線照射)および緩衝液成分-ウシ胎児血清(FCS),成体ウシ血漿(ABP),成体ウシ血清(ABS)またはウシ血清アルブミン(BSA)を起源とした。aPE結合は大腸菌からのPEと共に減少し,試験した他のPEも同様の結果を得た。プレートの型の影響は,わずかに,しかしながら有意に高い光学密度で照射プレートよりもプレーンでIgMイソ型に限定されていた。最も重要なことに,成分緩衝液はABPまたはABSによるシグナルの強い減少により示されるとおり,結果に最も高度な影響を有していた。この阻害効果は,ABS濃度上昇を伴うFCSまたはBSA混合物を用いて確認した。ABSの部分脱脂は,FCSで得られたODレベル近くまで回復した。この研究は,aPE反応性が緩衝液成分の脂質濃度に依存していることを示す最初のものである。これらの結果は,臨床的意味をより理解するためのaPE-ELISA標準化の必要性を強調するものである。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.