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J-GLOBAL ID:201002282938988690   整理番号:10A0916329

1-ベンジル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリンはパーキンの基質であるチューブリンβと結合し,そのポリユビキチン化を減少させる

1-Benzyl-1,2,3,4-tetrahydroisoquinoline binds with tubulin β, a substrate of parkin, and reduces its polyubiquitination
著者 (16件):
資料名:
巻: 114  号:ページ: 1291-1301  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: B0504B  ISSN: 0022-3042  CODEN: JONRA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Parkinson病(PD)患者の髄液中に高レベルで存在する表題化合物1-ベンジル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(1BnTIQ)は特発性PDの原因物質と見做されている。著者等は,自ら開発した蛍光プローブのジアジド機能化1BnTIQ誘導体を用いて,1BnTIQ結合蛋白質を検索した。その結果,パーキン蛋白質の基質とされるチューブリンβが,E3ユビキチンリガーゼであり,家族性PDの原因となる遺伝子産物であると同定した。パーキンの機能を消失させる変異はチューブリンβのユビキチン化を消失させると報告されているので,この点を検討したところ,SH-SY5Y細胞のポリユビキチン化チューブリンβは,PD患者の髄液濃度と同じ濃度の1BnTIQの存在下で減少し,試験管内でも同様の結果が得られた。これらの結果は1BnTIQがチューブリンユビキチン化に対し,家族性PD患者で見られたと同様の効果を持つことを示すものであった。これらから著者等は,1BnTIQのようにチューブリンのポリユビキチン化を減少させる物質はPDの発病因子となる可能性があると結論した。
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分類 (3件):
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中枢神経系  ,  生物学的機能  ,  神経の基礎医学 
物質索引 (1件):
物質索引
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