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J-GLOBAL ID：201002283174696092   整理番号：10A0912565

渦電流形変位センサの温度ドリフトを改善するための同軸ケーブルの長さの検討

Consideration on Length of Coaxial Cable for Improvement in Temperature Drift of Eddy-current Displacement Sensor

著者 (5件)： 水野勉 (信州大) ,  出口見多 (信州大) ,  北村善紀 (信州大) ,  榎木茂実 (新川センサテクノロジ) ,  品川宏樹 (新川センサテクノロジ)
資料名： 電気学会マグネティックス研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： MAG-10  号： 79-90  ページ： 33-38  発行年： 2010年08月02日 
JST資料番号： Z0924A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 渦電流変位センサ(ECセンサ)はコイル,インピーダンス/出力電圧変換器,同軸ケーブルから構成されている。本文では,この同軸ケーブルに着目し,ケーブル長を変化させて同軸ケーブルの浮遊容量を調整することで設置環境の温度変化に伴うコイルインピーダンスの変化を抑制して温度ドリフトを改善する方法を提案する。ここでは,ECセンサの構造や等価回路を示し,温度ドリフトの定義を解説し,その算出方法とコイルの理論式を示した。更に,クロムモリブデン鋼(SCM440)を測定対象に温度ドリフトの実測値と計算値とを比較し,温度ドリフトを改善するための同軸ケーブル長を検討する。

シソーラス用語： *渦電流 ,  *センサ ,  *変位測定 ,  *温度変動 ,  同軸ケーブル ,  漂遊容量 ,  温度依存性 ,  *インピーダンス ,  測定誤差 ,  中炭素合金鋼 ,  低合金鋼 ,  特性 ,  長さ
準シソーラス用語： 変位センサ ,  温度ドリフト ,  SCM440 ,  温度特性 ,  ケーブル長

分類 (1件)： 長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O)

引用文献 (8件)：

• 片山 照栄, 柴田 幸男, 高橋 清, 山崎 弘郎: センサハンドブック, pp. 423-424, 培風堂, 1986.
• 猪又 仁: 非接触高温用変位計とその応用, 計測と制御, Vol.20, No.4, pp. 441-447, 1981.
• 三井 彰: 高温用・低温用変位計, センサ技術, Vol.11, No.13, pp. 75-77, 1991.
• N. Matsumura, H. Machida, T. Nakahara, “Temperature Drift Reduction Method of an Eddy Current Displacement Sensor,”IEEJ., Jan., Vol.126, No.3, pp. 169-177,(2006)(in Japanese) 松村 憲明・溝口 正信・町田 博・中原 崇文: 渦電流形変位センサの温度ドリフト低減法, 電学論A, Vol.126, No.3, pp. 69-177(2006)
• C. V. Dodd, W. E. Deeds, J. W. Luquire, W. G. Spoeri: Some eddy-current problems and their integral solutions, Oak Ridge National Laboratory, 87 p., 1969.

タイトルに関連する用語 (4件)： 渦電流 ,  変位センサ ,  温度ドリフト ,  同軸ケーブル