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J-GLOBAL ID：201002283311598567   整理番号：10A0458622

1個の光導電アンテナによって送受信されたテラヘルツ波のホモダイン出力評価法

著者 (2件)： 村澤健吾 (湘南工科大) ,  日高建彦 (湘南工科大)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 C  (IEICE Transactions on Electronics (Japanese Edition))
巻： J93-C  号： 5  ページ： 145-150  発行年： 2010年05月01日 
JST資料番号： S0623C  ISSN： 1345-2827  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 微弱な連続テラヘルツ(THz)波の検出のため,ホモダイン出力レベルを知ることのできるTHzホモダイン変換効率を導いた。THzホモダイン変換効率は,光導電素子(PC)の平均光電流に対するホモダイン出力電流の比として表した。1THzにおける平均光電流に対するホモダイン出力電流の比の実測値は,約1/10000であり,導いた変換効率とほぼ一致した。ホモダイン変換効率は,約3THzまで適用できると考えられる。また,THzホモダイン検波と同程度の出力を再現できる,kHz帯低周波信号を用いたホモダイン検波法を考案した。この方法は,THz波を用いることなくTHzホモダイン変換効率から予測される信号レベルを再現できるので,測定系の性能改善効果を確認できる有効な方法である。(著者抄録)

シソーラス用語： *電磁波 ,  *アンテナ ,  光伝導素子 ,  *同期検波 ,  *テラヘルツ波
準シソーラス用語： *光導電アンテナ ,  *ホモダイン検波

分類 (2件)： アンテナ  (ND06000M) ,  信号理論  (ND02020G)

引用文献 (7件)：

• R. M. Woodward, V. P. Wallace, D. D. Arnone, E. H. Linfield, and M. Pepper,“Terahertz pulsed imaging of skin cancer in the time and frequency domain,” J. Biol. Phys., vol.29, pp. 257-259, June 2003.
• P. H. Bolivar, M. Brucherseifer, M. Nagel, H. Kurz, A. Bosserhoff, and R. Biittner,“Label-free probing of gens by time-domain terahertz sensing,” Phys. Med. Biol., vol.47, pp. 3815-3821, Nov.2002.
• 村澤健吾, 日高建彦, “1個の光導電素子を用いたテラヘルッ波の発生とホモダイン検出,”信学論 (C), vol. J92-C, no.7, pp. 286-287, July2009.
• S. Iio, M. Suehiro, T. Hirata, and T. Hidaka,“Two-longitudinal-mode laser diode,” IEEE Photonics Technol. Lett., vol.7, no.9, pp. 959-961, Sept.1995.
• E. R. Brown, K. A. McIntosh, K. B. Nichols, and C. L. Dennis,“Photomixing up to 3.8 THz in lowtemperature-grown GaAs,” Appl. Phys. Lett., vol.66, no.3, pp. 285-287, Jan.1995.

タイトルに関連する用語 (5件)： 光導電 ,  アンテナ ,  送受信 ,  テラヘルツ波 ,  評価法