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J-GLOBAL ID:201002283404683505   整理番号:10A0083255

コナガ(Plutella xylostella)(鱗翅目:スガ科)の適応度に及ぼす様々な宿主植物の影響

Effect of different host plants on the fitness of diamond-back moth, Plutella xylostella (Lepidoptera: Plutellidae)
著者 (4件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 178-182  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: H0443A  ISSN: 0261-2194  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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コナガ(Plutella xylostella)(鱗翅目:スガ科)は,アブラナ科植物の破壊的な世界共通害虫の一つである。この害虫は,宿主植物が存在するところならばどこでも出現し,全鱗翅目の内で最も広く分布している昆虫の一つであると考えられている。著者らは,様々な宿主植物がコナガの適応度に及ぼす効果を評価するため,キャベツ(Brassica oleracea capitata),カリフラワ(Brassica oleracea botrytis),ダイコン(Raphanus sativus),カブ(Brassica rapa),カラシナ(Brassica compestris),カノーラ(Brassica napus変種canola)における発育期間,成長,蔵卵数,生存率を調べた。卵から成虫の羽化までの発育期間は,カノーラ(10日)では最も短く,カブ(13日)では最も長かった。雌成虫の蔵卵数は,カノーラ(350個)で成育したものが最も多く,次がカリフラワ(268個)で成育したものであり,キャベツ(184個)では最も少なかった。卵の孵化数は,幼虫のときにカリフラワ(80%)を摂食していた雌成虫のものが最も高かった。成虫の生存率は,カラシナ(94%)では最も高く,次がカリフラワであり,カブでは最も低かった。純置換率は,キャベツ(32.3)で飼育した個体群が最も低く,これはこの個体群に最も低い内的増加率(0.20)をもたらした。個体群の内的増加率(r<sub>m</sub>)と平均相対成長率との相関は有意であった(t=20.02 d.f.=4,P<0.05)。カノーラとカラシナは,コナガの発育期間が短く,生存率が高く,蔵卵数が多いことから,最も好適な宿主であることが判明した。このデータは,局地的なコナガ個体群の増加における宿主植物の役割を示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
昆虫・ダニによる植物被害  ,  野菜 

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