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J-GLOBAL ID:201002283689916788   整理番号:10A0545969

シェルガスのインパクト

著者 (1件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 15-38  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: F0837A  ISSN: 1344-4336  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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・エネルギー需給の逼迫懸念,開発技術の進歩に伴い,地下からの回収が難しいと考えられていた「非在来型」の天然ガスが,米国において,シェールガスを中心に注目されている。・これは天然ガスは化石燃料のなかで同じ発熱量に対する二酸化炭素の排出量が少ないため(石炭10:石油8:天然ガス6),天然ガス供給増への期待感の高まりと見てとれる。・本稿は,まず近年一変した米国のガス需給見通しとガス市場に与えた影響に触れる。次にそれをもたらしたとされる「シェールガス」をまとめる。・次に非在来型天然ガスとして,タイトガスサンド,コールベッドメタン(CBM),シェールガスという三つの対象に注目し,定義と資源量について概説する。シェールガス開発の主要技術(水平坑井,水圧破砕,マイクロサイスミック)についても概説する。開発技術の一見地味だが,たゆまない進歩(Quiet Revolution)が確実に天然ガスの可採埋蔵量増加につながっていることを読者に知ってもらうために,確認されたシェールガス構造の大きさと生産量の伸びを紹介する。・さらに,開発による周辺環境へのインパクトを「開発推進派と環境派の攻防」の視点から論じる。・シェールガスの開発は米国中堅企業により主導されたが,その資源としての規模の大きさに,大手石油会社も続々参入している。日本の商社も増大する生産量に注目し,参入を開始したところ。技術の進歩が20世紀までは地下からの回収が困難と考えられていた「シェールガス」を米国の新たな巨大天然ガス資源へと押し上げた。この非在来型ガスを在来型ガスへ押し上げるうねりは,世界的展開を見せている。まずは,カナダ・欧州・中国ほかへの普及が注目されるところである。これらの地域での開発課題となる技術・インフラのリスクと,それらがガスの生産コストに及ぼす影響に注目すると,普及の速度が見えてくると筆者は感じている。・最後に,今後の技術進歩への期待も込めて,天然ガス供給源としてのシェールガスの広がりを石油工学者(Petroleum Engineer)の一人としてまとめたい。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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油田,ガス田;油,ガス資源  ,  油田・ガス田開発 
引用文献 (4件):
  • JOGMECホームページ 石油・天然ガス資源情報「北米のシェールガス革命」、2009年4月20日 市原路子
  • JOGMECホームページ 石油・天然ガス資源情報「非在来型天然ガス (タイトガスサンド、コールベッドメタン、シェールガス) 開発技術の現状--Quiet Revolution: 技術の進歩は、天然ガスの可採埋蔵量を確実に増やす一」、2009年4月15日 伊原賢
  • JOGMECホームページ 石油・天然ガス資源情報「シェールガスの広がり」、2010年2月12日 伊原賢
  • JOGMECホームページ 石油・天然ガス資源情報「カナダ: シェールガス開発の行方」、2010年3月12日 伊原賢
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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