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J-GLOBAL ID:201002283742071825   整理番号:10A0625866

少量のクロロフィルaによる二分子層構造の不安定化

Bilayer structural destabilization by low amounts of chlorophyll a
著者 (6件):
資料名:
巻: 1798  号:ページ: 1586-1592  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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少量の,数百分子の脂質当たり1分子のクロロフィルa(Chla)の混合物が脂質二分子層に強い不安定化影響を及ぼすことを,この研究で示した。この影響は,Lα-HII変換での性質で明らかに示され,Lα相に対しHIIへのChla優先性により引き起こされた。ホスファチジルエタノールアミン(PE)分散のDSCとX線回折測定で一貫して証明したように,Chlaはラメラ液晶相Lαを嫌い,反転六方晶系相HIIでの交換を誘導した。Chlaは,完全水和ジパルミトレオイルPE(DPoPE)のLα-HII転移温度(42°C)を,Chla/DPoPEのモル比が1:500と1:100で約8°Cと約17°C,それぞれ低下させた。Chlaの同様な影響はジエライドイルPE分散でも記録された。転移温度の低下と付随する転移協同性の有意な消失はChlaのHII相への再分配と優先性を反映した。Chla存在下でのHII相の格子定数の低下は,自然な単分子層屈曲半径の減少によるが,HII相円柱間の中間スペースの補充によらない,HII相形成をChlaが好むことを指し示した。低濃度のChlaで引き起こされる,二分子層~非二分子層の相転移近辺で認められたChlaのHII相優先性と相当な二分子層の不安定化は,潜在的調節または膜損傷因子として興味がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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生体膜一般 
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