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J-GLOBAL ID:201002283828200776   整理番号:10A1383663

水銀同位体組成を用いるBaikal湖-Angara川の魚類における水銀の汚染源と生物濃縮の追跡

Tracing Sources and Bioaccumulation of Mercury in Fish of Lake Baikal- Angara River Using Hg Isotopic Composition
著者 (9件):
資料名:
巻: 44  号: 21  ページ: 8030-8037  発行年: 2010年11月01日 
JST資料番号: B0839A  ISSN: 0013-936X  CODEN: ESTHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Baikal湖-Angara川生態系に位置する塩素アルカリ工場からの水銀で汚染された人工Bratsk貯水池と非汚染Baikal湖の2つの淡水系での堆積物,プランクトン,ウグイとスズキでの水銀同位体組成を調べた。生物相の同位体存在比は大きい非質量依存同位体分別(MIF)と質量依存分別(MDF)の両方を示したのに対し,堆積物は高いMDFを示したがMIFを示さなかった。δ15Nとδ13Cは両サイトから生体でのメチル水銀と関係し,両地域に食物網による生体内蓄積と生物濃縮が存在することを示した。この結果と試料の同位体組成から,δ202Hgが生体の栄養レベルと共に,またBaikal湖からの魚類でのメチル水銀によって増加することを示した。さらに,筋肉での水銀レベルが最も高い魚類と人為的水銀が沈着した堆積物での同位体組成が同じであることから,Bratsk貯水池からの魚類試料のMIFによって人為的水銀を追跡できることを示した。
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分類 (3件):
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水銀とその化合物  ,  動物に対する影響  ,  湖沼汚濁 
物質索引 (1件):
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