抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東海道新幹線では,乗り心地の向上を目指し,さまざまな取り組みを行っている。平成8年より乗り心地レベルを用いた評価を導入している。本研究では,乗り心地向上を目指し無道床橋りょうの1mm単位での正確な軌道整備を実現するための新型タイプレートを開発し本線における試験敷設,軌道整備により新型タイプレートを評価した。まず,東海道新幹線の分岐器区間で分岐器用調整型床板の導入を検討し,分岐器用調整型床板の再穿孔を不要とする構造を残しつつ,調整機能に重点をおいて新しいタイプレートを開発した。調整機構に溝型タイプの調整用ラックを採用し,1mm単位で,最大8mmまでの調整が可能で,かつ施工性に優れた無道床橋りょう用の調整型タイプレートとした。新型タイプレートによる軌道整備の結果では,大幅な作業時間の短縮を実現し,また,乗り心地レベルも90.2dBから86.3dBへ大きく改善した。