抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国東半島中南部の田染荘小崎地区には棚田が分布する。その棚田は緩やかに傾く扇状地にみられる棚田である。扇状地面には緩やかに曲流する河道跡が多く残されている。その河道跡は水田の平面形を規定している。それゆえ扇状地面上の河道変遷が水田の微妙な高低差や分布形態を作っている。その結果として田染荘小崎地区の大部分の景観が作られた。棚田の灌漑システムは高い水田から低い水田に順に送られる,田越し・田通しである。このような棚田は中世から続いているもので,自然と人間活動の関係を示している。この長い歴史を含んだ日本のオリジナルの景観は,永く保存されなければならないと考える。(著者抄録)