文献
J-GLOBAL ID:201002284017156579   整理番号:10A0363716

シンクロトロン放射線微小回折により調べられたポプラの引張あて材における成熟ストレスの発生

Maturation Stress Generation in Poplar Tension Wood Studied by Synchrotron Radiation Microdiffraction
著者 (6件):
資料名:
巻: 152  号:ページ: 1650-1658  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
引張あて材は木本植物の器官に広く見られ,その形成過程において,成熟ストレスと呼ばれる張力による大きな機械的ストレスが発生する。成熟ストレスは,幹の機械的な抵抗を最適化し,適応的な移動を行い,成長している植物の長期的な安定性を保証することで,生体力学的に不可欠な機能を果たす。本研究で成熟ストレスを発生させる機構について調べた。木部細胞の分化の段階に沿って,セルロース微小繊維の構造変化をポプラ(Populus deltoides×Populus trichocarpa’145-51’)の引張あて材および通常の材において調べた。シンクロトロン放射線微小回折を用いて,連続する細胞壁層の沈着に伴う結晶性のセルロースの角度と格子状空間充填の発展が測定された。S1層およびS2層の形成にあたる初期の発達段階においては,通常の材と引張あて材の特性はよく似ていた。S2層の微小繊維の角度が,特に引張あて材において,内側で小さく外側で大きくなっていることが明らかになった。引張あて材においてのみ,この角度の減少がセルロースの格子状空間充填の増加に伴っており,G層が見られる前に起こった。格子状空間充填の相対的な増加が,成熟ストレスの一般的な値に近かったため,S2層の微小繊維が張力を受け,成熟ストレスの発生に寄与していることが示唆された。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物形態学・解剖学 

前のページに戻る