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J-GLOBAL ID：201002284044987288   整理番号：10A1375968

ステンレス鋼の腐食試験法

著者 (1件)： 福田敬則 (IHI)
資料名： 検査技術  (Inspection Engineering (Tokyo))
巻： 15  号： 12  ページ： 39-42  発行年： 2010年12月01日 
JST資料番号： L3524A  ISSN： 1342-9825  CODEN： KGEIAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： JISに規定されているステンレス鋼の腐食試験を紹介し,腐食形態との関係を解説した。ステンレス鋼の腐食試験での検出対象は粒界腐食が最も多く,次いで孔食,応力腐食割れ,隙間腐食等と続く。腐食試験は局部腐食に係わる試験法が11件と,全面腐食に関係した試験規格が1件である。SUS304のシュウ酸エッチング試験結果の一例を示した。熱時効によりクロム欠乏層が形成され,結晶粒界近傍の耐食性が劣化するため,溶接等,熱履歴が加わる工程での管理に注意を要する。材料側の対策としては低炭素ステンレス鋼や安定化ステンレス鋼の採用等が挙げられる。

シソーラス用語： *ステンレス鋼 ,  *腐食試験 ,  *JIS【規格】 ,  粒界腐食 ,  孔食 ,  隙間腐食 ,  局部腐食 ,  全面腐食 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  エッチング ,  クロム ,  欠乏 ,  層 ,  応力腐食割れ ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： SUS304 ,  クロム欠乏層

分類 (1件)： 腐食基礎理論,腐食試験  (WB03020Q)

物質索引 (1件)： シュウ酸

タイトルに関連する用語 (2件)： ステンレス鋼 ,  腐食試験法