抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
球状の金属ナノ粒子に近接した単一の双極子放射体の放射減衰と無放射減衰への高次多重極の寄与を再検討した。例として,半径5nmのAgの球状ナノ粒子(AgNP)を取り上げ,AgNP表面と放射体の間隔が5nmのときでも,無放射速度への高次多重極へのかなりの寄与(全値の50~101%)があるのを見いだした。一方,放射速度への高次多重極の寄与は無視できる。したがって,双極子-双極子近似は,見かけの量子収量の上限のみを与えることができる。対照的に,GerstenとNitzanの準静的な方法によって計算した無放射速度は,厳密な電気力学の結果とはるかによく一致する。最後に,寸法を補正した金属の誘電関数を用いると,双極子表面プラズモン共鳴付近で無放射速度が減少することを示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.