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J-GLOBAL ID：201002284145618364   整理番号：10A0446641

浚渫窪地内海水の交換に関する数値解析

The detailed analysis of water exchange between an ambient water and a borrow pit.

著者 (2件)： 大野創介 (東海大 海洋) ,  中田喜三郎 (東海大 海洋)
資料名： 海洋理工学会誌  (AMSTEC)
巻： 15  号： 2  ページ： 115-123  発行年： 2010年04月12日 
JST資料番号： L4244A  ISSN： 1341-2752  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東京湾や三河湾では浚渫窪地に貧酸素水塊が形成され,しばしば青潮となって沿岸に湧昇し,アサリの斃死等漁業被害の原因となる。近年浚渫窪地を埋め戻す試みがなされているが,その効果の事前評価に資するため,浚渫窪地内海水の交換をラージ・エディ・シミュレーション法を用いた数値解析により調べた。密度成層が形成されている夏季を想定し,浚渫窪地のアスペクト比(深さと水平スケールの比)と水柱の安定度(リチャードソン数)を変化させた多くのケースについて解析を行い,浚渫窪地内海水と環境水との交換の仕方を調べた。解析結果に基づいて,青潮発生防止のための三河湾と東京湾の浚渫窪地への現実的な対応の仕方を提案した。

シソーラス用語： *海水交換 ,  Richardson数 ,  *数値解析 ,  数値計算 ,  アスペクト比 ,  *湾
準シソーラス用語： 三河湾 ,  青潮 ,  東京湾 ,  *貧酸素水塊 ,  *浚渫窪地

分類 (3件)： 研究開発  (SA01040R) ,  海洋汚濁  (SB02040B) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (10件)：

• DEARDORFF, J. W. Three-dimensional numerical modeling of the planetary boundary layer. Workshop on Micrometeorogy, 1973. 1973
• 平成19年度経済産業省委託事業. 平成19年度環境負荷物質対策調査 (閉鎖性海域水質環境対策検討調査) 報告書. 2008
• 石田基雄. 三河湾における浚渫窪地修復事例と実現に至る経過. 海洋理工学会誌2006. 2006, 12, 2, 65-71
• LAVELL, J. W. Buoyancy-driven plumes in rotationg, stratified cross flow.: Plume dependence on rotation, turbulent mixing, and cross-flow strength. Journal of Geophysical Research, C. 1997, 102, 2, 345-3420
• 中村由行. 我が国における浚渫跡地の現状と修復. 海洋理工学会誌2006. 2006, 12, 2, 43-50

タイトルに関連する用語 (3件)： 浚渫窪地 ,  海水 ,  数値解析