抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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核融合技術に関する高校生主体のシンポジウムを開催した成果に基づいて,最先端科学のアウトリーチ活動について考察した。核融合技術の開発は初期の予測より大幅に遅れてはいるが,国際熱核融合実験炉の建設が開始されるなど,着実に研究が進んでいる。しかし核融合開発は100年近くの歳月と巨額の投資を必要とするもので,その意義に対する社会の理解と支援が必要である。そのため,従来一般人を対象にした講演会などが開催されていたが,一方通行のきらいがあった。そこで,平成15年から高校生が主体になって,高校生が発表をし質疑応答するというシンポジウムを開催した。第1回は群馬県の3高校が主体であったが,その後年年全国規模に発展してきており,大きな成果を挙げている。これらの経験からいうと,一般市民に最先端科学を理解してもらうには,現場を見ること,機器に触れること,また主体的に行動をとってもらうこと,などが必要である。アウトリーチのあるべき姿について考察した。