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J-GLOBAL ID:201002284242521278   整理番号:10A0309112

イランのセイヨウアカネ(Rubia tinctorum)個体群の農業的形態形質,植物化学物質含量およびRAPDマーカーに基づく遺伝的多様性

Genetic diversity of Iranian madder (Rubia tinctorum) populations based on agro-morphological traits, phytochemical content and RAPD markers
著者 (4件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 557-562  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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セイヨウアカネ(Rubia tinctorum)は,地下部で生成されるアントラキノン色素によって高い価値が置かれている。イランは,本植物の主要な生産地として知られているが,イランにおける本植物の遺伝的変異はまだわかっていない。そこで,本研究は以下を主な目的とした:1)イランの本植物個体群間の表現型多様性および分子多様性を評価する,2)異なる生態地域を起源とする個体群間で色素含量を比較する,3)色素含量と形態的形質の相関関係を調べる,4)評価した形質の広義の遺伝率(h2b)を推定する。また,本研究では複合的差異分析法を用いて,イランの本植物12個体群を2年間にわたって評価した。調査形質は,根重,シュート重および色素含量とした。分子多様性の評価には,RAPDマーカーも用いた。統計分析の結果,個体群はいずれの形質に対しても強い影響をもっていた。Duncanの多重範囲検定の結果,形質は個体群間で著しく異なった。単純相関分析は,シュート重が根重および色素含量と高い正の相関関係にあることを示した(それぞれr=0.534および0.493)。広義の遺伝率が最も高かったのは,シュート重であった(h2b=67.2%)。農業的形態/植物化学物質形質もしくはRAPDマーカーによるクラスター分析では,多様性パターンと地理的起源との明瞭な関係を示すことができなかった。さらに,農業的形態/植物化学物質形質と分子多様性パターンとの間には何の関係も認められなかった。これらの結果から,本研究で示されたようなイランの本植物個体群の遺伝的多様性は,将来の本植物の選抜や育種に重要な役割を果たすと考えた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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特用作物一般  ,  植物の生化学  ,  植物生理学一般  ,  遺伝的変異 

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