抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Corynebacterium glutamicum由来のCgmR(CGL2612)は,TetRファミリーに属する多剤耐性関連転写因子であり,環境応答に一般に関与する広く行き渡った細菌転写因子の蛋白質ファミリーである。ここに,2つの異なるインデューサ(1.95と1.4Å分解能)とオペレータ(2.5Å分解能)との複合体でCgmRホモ二量体レプレッサーの結晶構造を報告した。CgmR-オペレータ複合体は,2つのCgmR二量体がオペレータに結合し,DNAの対側上で異なる二量体のDNA結合ドメインによって,パリンドロームオペレータの各半分部分が非対称的に認識されることを示した。インデューサ複合体は,両結合インデューサが,立体阻害によってレプレッサーのオペレータ結合立体配座を変えるための楔として働くことを明らかにした。立体障害を使用するので,立体配座変化のために十分な容積を持ち,それらの結合が自由エネルギーを十分に減少させるなら,いろいろな薬剤がインデューサとして働くであろう。CgmR遊離蛋白質,オペレータ,およびインデューサとの複合体との比較構造研究は,レプレッサーの多剤応答に寄与するかもしれない他の機構を暗示する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.