抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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PCBの材料は電力増幅器の安定性,利得,最大出力に影響する。小型化のためには高誘電率の材料が望ましい。現在いくつかの材料が市場にあるが,電気特性と他の問題のトレードオフが必要である。Rogers社のRO4300
TMは新しい電力増幅器用として開発された積層基板である。この基板は,2.5GHzで誘電率6.15,損失係数0.003である。従来のPTFEベースの材料は電気的特性が優れているが,製造とスルーホールの信頼性,回路コストに問題があった。今回開発したPCBはこれらを解決したものである。本基板が高誘電率であることは回路の小型化に寄与する。また,本基板の低損失性は増幅器の最大利得を保証する。スルーホールの信頼性劣化は,主として基板の厚さ方向の熱膨張係数に帰因するが,本基板は上記熱膨張率を低くすることにより信頼性を向上させた。