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J-GLOBAL ID：201002284375922569   整理番号：10A0676854

IGFBP2は神経膠腫腫瘍幹細胞の拡大と生存を促進する

IGFBP2 promotes glioma tumor stem cell expansion and survival

著者 (4件)： HSIEH David (Coll. of Medicine, The Univ. of Arizona, USA) ,  HSIEH Antony (The McKusick-Nathans Inst. of Genetic Medicine, Johns Hopkins Univ. School of Medicine, USA) ,  STEA Baldassarre (Dep. of Radiation Oncology, The Univ. of Arizona, USA) ,  ELLSWORTH Ron (Coll. of Medicine, The Univ. of Arizona, USA)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 397  号： 2  ページ： 367-372  発行年： 2010年06月25日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： IGFBP2は多くの普通にみられる脳腫瘍,神経膠腫(GBM)で過剰発現し,その発現はGBM患者の生存と逆相関する。以前の報告は神経膠腫侵襲と星状細胞腫の発生におけるIGFBP2の役割を立証した。しかし腫瘍開始幹細胞から成る,限定された自己複製する腫瘍原性のあるGBM細胞集団におけるIGFBP2の機能は未だ特定されていない。ここで我々は,IGFBP2がGBMの幹細胞区画内で過剰発現し,神経膠腫細胞(GSC)のクローン拡大と増殖特性に不可欠であることを立証する。加えて,IGFBP2の阻害はAkt依存性のGSCの遺伝毒性および薬剤に対する耐性を減じた。これらの結果はIGFBP2が,GSCを豊富にし,それらの生存を仲介することによりGBMの発病に著しく寄与するかもしれない選択的悪性因子であることを示唆する。GSCに対する選択的分子標的の現在の不足を考えると,我々は,我々の結果がGBMの急速で致死的な過程と戦うことに高い治療上の関連性があると予測する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 神経膠腫 ,  星状細胞腫 ,  幹細胞 ,  *細胞増殖 ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  ソマトメジン ,  発癌性 ,  遺伝毒性 ,  細胞生理
準シソーラス用語： *IGFBP2 ,  腫瘍幹細胞 ,  Akt ,  IGF【成長因子】 ,  細胞周期進行 ,  細胞生存性

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  細胞構成体の機能  (EF03060C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 神経膠腫 ,  腫瘍幹細胞 ,  拡大 ,  生存 ,  促進