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J-GLOBAL ID：201002284396253101   整理番号：10A0707874

紙パルプ工業が過去に排出した堆積物は工場廃水が流入する生け簀で養殖する魚類の曝露試験に影響するか

Do historical sediments of pulp and paper industry contribute to the exposure of fish caged in receiving waters?

著者 (6件)： OIKARI Aimo (Univ. Jyvaeskylae, FIN) ,  LAHTI Marja (Univ. Jyvaeskylae, FIN) ,  MERILAEINEN Paeivi (Univ. Jyvaeskylae, FIN) ,  AFANASYEV Sergey (Sechenov Inst. Evolutionary Physiology and Biochemistry, St. Petersburg, RUS) ,  KRASNOV Aleksei (Univ. Kuopio, Kuopio, FIN) ,  KRASNOV Aleksei (Nofima Inc., As, NOR)
資料名： Journal of Environmental Monitoring  (Journal of Environmental Monitoring)
巻： 12  号： 5  ページ： 1045-1054  発行年： 2010年05月 
JST資料番号： W1160A  ISSN： 1464-0325  CODEN： JEMOFW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 木材化学工業は北欧諸国の伝統的産業であるが,紙パルプ工業の工場廃水は深刻な環境汚染問題を発現する。フィンランド南東部のSaimaa湖は工場廃水が流入する為,生け簀で養殖するSalmo trutta系サケの曝露試験に及ぼす影響を実測した。生け簀を工場から5~17km遠隔の二水域に設置し,堆積物に接触する湖底と湖面から3mの浅い水深に設置した。湖沼水や堆積物,サケに蓄積する樹脂酸濃度を定量し,肝臓内のEROD活性度やHSP70蛋白質,遺伝子発現量から潜在的毒性を評価した。堆積物内の樹脂酸濃度は工場からの距離と共に漸減し,水中の濃度は1~30μg/lに変動した。サケが生体内蓄積する樹脂酸濃度は高く,遺伝子型は距離に拘わらず5~45種も発現した。

シソーラス用語： 紙パルプ工業 ,  工場廃水 ,  *湖沼汚濁 ,  毒性試験 ,  *ロジン ,  曝露試験 ,  生け簀 ,  酵素活性度 ,  モノオキシゲナーゼ ,  HSP70 ,  *Salmo trutta ,  遺伝子型 ,  遺伝子発現 ,  湖沼堆積物 ,  動物影響
準シソーラス用語： 動物被害 ,  EROD【酵素】 ,  樹脂酸

分類 (3件)： 動植物被害  (SB02090E) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  動物に対する影響  (EE05040R)

タイトルに関連する用語 (8件)： 紙パルプ工業 ,  堆積物 ,  工場廃水 ,  流入 ,  生け簀 ,  養殖 ,  魚類 ,  曝露試験