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J-GLOBAL ID：201002284457549084   整理番号：10A0577133

Dolichoderineアリの系統発生学と生物地理学:歴史的推論に及ぼすデータ分割と遺存分類群の効果

Phylogeny and Biogeography of Dolichoderine Ants: Effects of Data Partitioning and Relict Taxa on Historical Inference

著者 (4件)： WARD Philip S. (Univ. California, CA, USA) ,  BRADY Sean G. (Smithsonian Institution, Washington, D.C., USA) ,  FISHER Brian L. (California Acad. Sci., CA, USA) ,  SCHULTZ Ted R. (Smithsonian Institution, Washington, D.C., USA)
資料名： Systematic Biology  (Systematic Biology)
巻： 59  号： 3  ページ： 342-362  発行年： 2010年05月 
JST資料番号： C0642A  ISSN： 1063-5157  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究で,アリの主要分岐群であるDolichoderine亜科の進化史を調査した。Dolichoderine亜科アリはアリ群集中で頻繁に優占種となり,世界で最も成功した侵入性アリを形成する。本研究で,48のDolichoderine亜科と6の外群をカバーする10核内遺伝子に由来する~9kbの配列データを用いて,系統発生学的相互関係,分岐時間,生物地理学的歴史を推論した。系統発生学的推論に及ぼすデータ分割と外群組成の効果を,一連の増加した分割データと,Dolichoderine亜科に最近接の稀少局所種であるAneuretus simoniの有無で解析を実施して調べた。分岐時間評価と生物地理学的解析の結果,クラウン群Dolichoderineは約65百万年前に生じたが,約30百万年の基幹群進化期間が先行することが分かった。現存の4族は暁新世後期または始新世(40-60百万年)にクラウン群起源を有した。

シソーラス用語： *アリ ,  系統発生 ,  分子進化 ,  地理学 ,  系統樹 ,  遺伝子
準シソーラス用語： *Dolichoderine ,  核遺伝子 ,  生物地理学

分類 (2件)： 進化論一般  (EC03010Q) ,  動物分類学  (EJ01030T)

タイトルに関連する用語 (6件)： アリ ,  系統発生学 ,  生物地理学 ,  歴史 ,  推論 ,  分類