抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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文化財を現代で消費しきることなく将来に受け渡すために,形態と鑑賞価値をいかに保存するかが重要である。文化財の劣化要因としては,イ)防災,ロ)防犯,ハ)取り扱い,ニ)温度・湿度変動の制御,ホ)照明の制御,ヘ)空気環境の清浄化,ト)生物被害の防止に分類できる。イ~ハは文化財の被害が大きく,優先して対応を講ずべき要因である。ニ~トは屋内の制御の問題であるが,設備のみならず,建物構造やゾーン計画が十分でなければ,その効果は薄い。美術館・博物館の文化財収納空間への建築設備に求められる設計要因とし,長期保存のための空間,展示・鑑賞空間について解説している。