抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来より専ら植栽により行われてきた海岸クロマツ林の造成を,種子の直播きにより行うことで省力化を図ることを目的に,直播き試験を行った。2008年4月に,造成直後で草本が未回復である造成裸地(小舞子)と造成1年後で草本が回復し始めている造成裸地(新保)にクロマツ種子を直播きした。種子の発芽率は,各試験地ともに同程度であった。春期から秋期にわたる実生の生存調査から,各試験地で生存率の減少パターンに違いが見られた。小舞子では夏期,新保では春期に生存率の減少スピードが最大となった。実生の死亡要因の精査から,春期に草本の繁茂が間近にあると実生は食害に晒されやすくなるが,夏期は草本の繁茂が被陰環境をもたらし実生の枯死を抑制することがわかった。(著者抄録)