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J-GLOBAL ID:201002284676903438   整理番号:10A0723791

微小溝表面構造による培養腱細胞の表現型の調節

The regulation of phenotype of cultured tenocytes by microgrooved surface structure
著者 (11件):
資料名:
巻: 31  号: 27  ページ: 6952-6958  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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その形状を制御することで細胞の機能を維持または増強することは,足場設計において重要な考慮点である。腱細胞はそのユニークな伸張細胞形態により特徴づけられるが,その役割は探求されていない。本研究では,新生ブタの初代ブタ腱細胞を,腱細胞表現型に対する細胞形状の影響を観察するために,培養ディッシュ(A群),平滑シリコーン膜(B群),または微小溝シリコーン膜(C群,伸張形態を強化)上でそれぞれ培養した。結果は,伸張形態(C群)が,テノモジュリン(腱細胞マーカー)およびコラーゲンI(機能性分子)の発現を維持することで,継代腱細胞がそれらの表現型および機能をin vitroで維持することを助けることが可能なことを示した。対照的に,広がった腱細胞(A群およびB群)ではテノモジュリンまたはコラーゲンIの発現がそれぞれ,消失または有意に低下していた。興味深いことに,B群細胞のテノモジュリン発現消失は,C群の微小溝培養条件に移行された後に,再獲得可能だった。加えて,RhoA-ATP濃度の有意な増加とROCK活性の減少が伸張形態と相関することを見いだし,人工的なRhoAの活性化またはROCKの阻害は,広がった細胞でのテノモジュリン発現の増強を誘導可能だった。まとめると,これらの結果は,伸張形態がそれらの表現型および機能を維持するために腱細胞に必須であり,RhoA/ROCKシグナル伝達の参加により脱分化腱細胞を細分化可能であり,そして,これらの知見が腱工学のための先進的足場の設計への識見を提供するかもしれないことを確認する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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