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J-GLOBAL ID：201002284686602886   整理番号：10A0375137

BACE1の部分的減少はAlzheimer病トランスジェニックマウスにおけるシナプス可塑性,近時記憶及び遠隔記憶を改善する

Partial reduction of BACE1 improves synaptic plasticity, recent and remote memories in Alzheimer’s disease transgenic mice

著者 (3件)： KIMURA Ryoichi (New York Univ. School of Medicine, New York, USA) ,  DEVI Latha (New York Univ. School of Medicine, New York, USA) ,  OHNO Masuo (New York Univ. School of Medicine, New York, USA)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 113  号： 1  ページ： 248-261  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アミロイドβ蛋白質(Aβ)の産生に関与するBACE1が記憶障害に及ぼす影響は解明されていない。本研究では。ヘテロ接合性BACE1遺伝子ノックアウト(BACE1+/-)マウスを用いて,BACE1の部分的抑制がAlzheimer病トランスジェニックマウス(5XFAD)のシナプス可塑性及び認知機能におよぼす影響を検討した。BACE1の部分的減少により,5XFADマウスの海馬及び前部帯状回における可溶性アミロイド前駆蛋白質β,βセクレターゼ開裂C末端分画(C99)及びAβが低下し,近時記憶と遠隔記憶の障害が改善された。さらに,アミロイド病因が軽減され,長期増強及びBDNF-TrkBシグナル伝達の障害が阻止された。これらの結果から,BACE1の部分的減少がAlzheimer病に関連する機能障害を改善することが証明された。

シソーラス用語： トランスジェニックマウス ,  *アスパラギン酸プロテイナーゼ ,  BDNF ,  アミロイドβタンパク質 ,  ペプチド ,  記憶 ,  *Alzheimer病 ,  神経生理 ,  病態モデル ,  機能 ,  アミロイド ,  NGF受容体 ,  受容体型チロシンキナーゼ ,  細胞情報伝達 ,  ノックアウトマウス ,  *海馬 ,  *大脳辺縁系 ,  記憶障害 ,  神経可塑性
準シソーラス用語： Aβ1-42 ,  Aβ1-40 ,  *BACE1 ,  TrkB ,  β-セクレターゼ ,  アミロイド前駆蛋白質 ,  シナプス可塑性 ,  遠隔記憶 ,  近時記憶 ,  *前部帯状回 ,  認知機能

分類 (3件)： 酵素生理  (EJ02020P) ,  神経の基礎医学  (GN01020W) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： BACE1 ,  Alzheimer病 ,  トランスジェニックマウス ,  シナプス可塑性