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J-GLOBAL ID：201002284925074080   整理番号：10A1529552

わが国農業の再生に向けて-大量離農を好機と捉えたコメ政策の転換を-

著者 (1件)： 藤波匠 (株式会社日本総合研)
資料名： Business & Economic Review  (Business & Economic Review)
巻： 20  号： 12  ページ： 40-55  発行年： 2010年11月25日 
JST資料番号： L2854A  ISSN： 1880-3482  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 耕作面積の小さな農家で離農圧力が高まる今後10年を,農業の構造改革の最後の機会と捉え,農政の方向性を示した。まず「コメ生産衰退の構図」として作付け面積の小さな農家の低生産性,規模の小さな農家での離農の恐れ,兼業先不足による兼業農家の持続性低下,離農増加による農地集約などについて説明した。次に「わが国米作の国際競争力向上の可能性と需給バランス」として,米価の内外格差の縮小,戸別所得補償制度の効果,生産コストの低下,国際的なコメ価格の上昇について説明した。最後に以上を踏まえ,攻守バランスの取れた農政の在り方として,農地集約に向けた政策パッケージ,現行戸別所得補償制度の改革,農地仮り受け支援金制度,法人参入支援,意欲的な農業従事者の育成,需給均衡に向けた政策(コメ消費の維持・拡大,コメ輸出の推進)などの諸政策の考察や提言を行った。

シソーラス用語： *農業政策 ,  米 ,  農業経営 ,  農業構造 ,  国家政策 ,  再編成 ,  *水稲 ,  競争力 ,  国際化
準シソーラス用語： 国際競争力

分類 (2件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  稲作  (FC03020C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 農業 ,  離農 ,  コメ ,  政策 ,  転換